リノベーション詳細
- エリア
- 東京都
- タイプ
- マンションリノベーション
- 延床面積
- 61.17m²(施工面積:61.17m²)
- リノベ費用
- 1220万円
- 間取り
- 施工前:1R → リノベ後:1LDK
- 築年数
- 50年
- 改修範囲
- フルリノベーション
- 完工日
- 2020年12月
間取り図ビフォーアフター
BEFOREリノベーション前
AFTERリノベーション後
都会的マリンスタイルリノベーション
もともと壁の無い1室だったリノベーションしやすいお部屋を、使い勝手の良い間取りに変更しました。クールでカッコいい、かつ、親しみを感じるデザイン。様々なポイントをご紹介いたします。
フローリングは全面に石畳調のタイルを使用しています。石調のタイルは丈夫で、耐水性が強いのが特徴です。汚れが付きにくいだけでなく掃除もしやすく、傷がつきにくい性質も持っています。家具による傷やへこみが生じにくく、長年使用してもメンテナンス費用を抑えることができます。また、紫外線による劣化を防ぐ効果もあるため、直射日光が当たる場所と当たらない場所で徐々に風合いが変わってしまう…なんてことが発生しにくい素材です。
木目のフローリングと比べ、石調のタイルはブティックや高級ホテルなどで使われていることが多く、洗練された高級感をもたらします。
キッチンの腰壁には平行四辺形のタイルを採用しました。目地はグレーで、フロアとの調和を取っています。タイルの形を優しく際立たせ、壁面に描き出されたヘリンボーン柄が、LDKの中で爽やかなアクセントとなっています。
壁と天井はクロスを貼らずに、白の塗装仕上げにしました。近くで見ると塗装仕上げによって作られる躯体の荒々しさが分かります。フローリングの石畳と相反する無骨さが調和して、センス溢れる空間に仕上がっています。
照明は黒のライティングレールにシンプルな黒のスポットライトでLDKを照らします。
白の空間に黒が映えて空間全体を引き締め、スタイリッシュです。
LDK横には2部屋の洋室を作りました。ベランダ側が寝室です。
仕切りを3枚の引き戸にしているので、扉をすべて開けるとLDKと一体感が生まれ、大きな1つの空間になり、解放感があります。
反対側は扉を設けず、オープンな部屋となっています。こちらはワークスペースです。扉がなくても天井の梁によって、自然と空間が区分けされています。
どちらの部屋も、壁の1面のみアクセント塗装を施し、爽やかなマリン系の部屋となりました。
フロアのグレーと壁天井の白に、爽快感のあるブルーを追加し、クールでありながらも海風を感じるような爽快感と清潔感があります。
エアコン機種もクロスと馴染む色を選択し、家電が雰囲気を崩していません。
寝室のベランダ側には黒のアイアンハンガーを設置しました。
室内干しでも日当たりの良い場所で洗濯物を干すことができます。黒のアイアンなので室内インテリアともマッチして違和感がありません。
キッチンは温かみのある木目を採用しています。木目の少ない室内の中で目を引きます。オーブンレンジがビルトインされているので、別途購入して設置する必要もなく、家事導線としても料理のしやすいキッチンです。
シンク上部には黒のアイアンバーで吊戸棚を設置しました。ライティングレールや、キッチン収納の取っ手など、ポイントで黒のアイアンを採用し、統一感があります。無骨で男らしいデザインながら、黒が描く直線が美しく、整頓されたスマートな印象も与えます。
キッチン後部にはパントリーを作りました。海外ではよく見られるパントリー。缶詰や乾物、飲料ボトルやウォーターサーバーなど、多くなりがちな保存食材を保管しておく場所として非常に便利な設計です。
洗面スペースはLDK入口付近に作りました。
手洗いうがいの重要性が特に問われている今日、玄関から入ってドアノブに触れることなく洗面所へ行ける導線の需要が高まっています。
洗面ボウルは白のスクエアで清潔感があり、ミラーフレームやタオルハンガーは黒のアイアンでカッコよく。洗面ボウル横とミラー反対側に、普段使いのグッズを置いておくスペースも確保されています。都会的で品のある洗面所となりました。
細かい部分もデザインに妥協しません。各所にある電気スイッチは全て黒のタンブラースイッチと艶消しシルバーのプレートで統一しています。クラシックでありながら、スタイリッシュで、プレートのビスが際立つデザインもかわいらしいです。室内の各所にある電気スイッチがデザインセンスの高さを更に引き上げます。
家の形に合わせて玄関は横に広がる形に作り、大量の靴を収納できる可動棚を設置しました。
リビング側の壁上部にあるブラケットライトがお店のエントランスのようで、帰宅を歓迎してくれます。
こちらのブラケットライトも黒のフレームにエジソンランプが付いていてインダストリアルな雰囲気です。エントランスで出迎えるランプ一つで、ここから広がる室内がオシャレ空間であることを物語っているようです。
いかがでしたか?
フロアに石調のタイルを使い、全体的に洗練された高級感を持たせながら、壁の塗装仕上げやアクセントクロス、黒のアイアン小物など、上手に崩すことによりスタイリッシュで親しみのある空間に仕上げました。天井の梁を活用して空間分けを実現し、十分な収納も確保し、生活しやすい設計となっています。