リノベーション詳細
- エリア
- 東京都
- タイプ
- マンションリノベーション
- 延床面積
- 62.28m²(施工面積:m²)
- リノベ費用
- (一部リノベ)500万円
- 間取り
- 施工前:2LDK → リノベ後:2LDK+W
- 築年数
- 19年
- 改修範囲
- フルリノベーション
- 完工日
- 2020年6月
間取り図ビフォーアフター
BEFOREリノベーション前
AFTERリノベーション後
モノトーンで造るモダンハウス
築年数が古すぎないことを生かし、使える物はそのままに、好みのデザインを追求しました。敬遠されがちな黒を基調に、全体を落ち着いたモノトーンでまとめ、成熟した大人の余裕を感じる部屋が完成しました。
こちらはリノベーション施工後のLDK部分です。
天井には大胆に黒を採用しました。暗い色は敬遠される方も多いかもしれませんが、落ち着きや高級感を出すために効果的です。また、黒の壁は照明による光の陰影がハッキリと映しだされ、ムードのある部屋を作ることができます。
こちらのお部屋では天井中心部が一段上がっているので、黒でも天井を低く感じることがなく重厚感があります。エアコンも黒の商品を選択し、家電が部屋の中で違和感なくインテリアとして調和しています。
壁全体にはグレーを使用し、優しい印象をプラスしています。グレーにすることで全体的に重たくなりすぎず、ホテルの様なエレガンスさがあります。幅木や窓枠には白を使うことで、部屋の中に美しい白いラインが描かれています。この白いラインが清涼感のあるアクセントとなり、更なる高級感をプラスしています。
LDKの隣には寝室があります。寝室との間には黒枠の引き戸を設けました。3枚の引き戸で開口部が大きく、すべて開ければLDKとの一体感を感じられます。引き戸はグレーのガラス戸です。濃い色なので扉を閉めたときに隣の部屋の視線が気にならず、かつ透過性があるので圧迫感がありません。
大きなLDKの一部の空間として使うことも、また、1つの独立した部屋として使うこともでき、その時のライフステージやライフスタイルによって自由自在に部屋の使用用途を変えることができます。
リビング扉にも同じタイプのガラス扉を採用しています。濃い色でも圧迫感がなく涼しげな解放感があり、かつ適度にプライバシーが守られている安心感があります。
家具を設置したお部屋がこちらです。メイン照明に使っているシャンデリアが黒い天井に美しい光の模様を描きます。
モノトーンの部屋は、木目はもちろん、あらゆるカラーとマッチします。お好きなテイストの家具で彩ったインテリアに、高級感と重厚感を与えます。落ち着きのある空間なので、ゆっくりとプライベートな時間を過ごすことができる場所が完成しました。
こちらは玄関です。
右側に大型収納を設けています。白の収納扉によって玄関が狭く感じることもなく、フロアのタイルとマッチして清潔感があります。収納下部に設置されている足元照明が、つやのあるタイルを明るく照らし、奥行きを感じて空間を広く感じる効果があり、見た目にもラグジュアリー感を演出します。
正面にリビングへと繋がる廊下は、両側にある各扉の黒が、一切の歪みなくまっすぐに進む様子と奥行きを主張させます。
一言に「リノベーション」と言ってもやり方はそれぞれです。間取りを作り上げる仕切り壁や、まだまだ使える住設備など、変更する必要のない場所はそのまま使い、予算を抑えながら自分のテイストに仕上げる方法もあります。
今回はインテリアデザインの変更をメインにしたリノベーションのご紹介でした。
黒をベースに、ここにしかない唯一無二の空間となりました。全体的に落ち着きのある色味を使い、間接照明を設置した空間は、余裕のある大人だからこそ感じることのできる深みのある部屋になっています。ここで過ごす時間はきっと上質で贅沢な時間になることでしょう。