リノベーション詳細
- エリア
- 東京都
- タイプ
- マンションリノベーション
- 延床面積
- 64.27m²(施工面積:m²)
- リノベ費用
- (一部リノベ)615万円
- 間取り
- 施工前:1LDK+W → リノベ後:1LDK+W
- 築年数
- 25年
- 改修範囲
- フルリノベーション
- 完工日
- 2021年3月
間取り図ビフォーアフター
BEFOREリノベーション前
AFTERリノベーション後
部分リノベで創る大人スタイル
使える物はそのまま生かし、自分好みのこだわりをリノベーションで実現。フルスケルトンで全てを一から創るのではなく、リユースしながらリノベーション。予算を抑えながら大人の落ち着く空間を作り上げました。
玄関ホールは石調タイルを上張りし、収納棚を交換しました。濃いグレーの石調タイルは落ち着きを感じます。靴収納は元々あった超大型の物からサイズの小さい物へ変更し、スッキリと。隠したいものは扉の中に収納し、ブーツなど湿気が気になるアイテムは収納棚下部に置いておくことができます。棚を小さくしたことにより玄関ホールを広く確保しています。
リビングダイニングは、元々あった1室の壁を取り払い、より広いスペースへと変更しました。フローリングは無垢材フローリングに張り替えています。クリアオイル塗装で仕上げることにより、絵の具では表現しきれない幾重にもなる天然色で描かれた模様、素材そのものの節目や木目が柄となり、見た目から木の温もりを感じます。
家の形を生かし、大きな窓に囲まれた明るいでっぱり部分には、吊り下げハンモックを設置できるように、天井を下地補強しています。
日の当たる場所でゆったりとハンモックに揺られて過ごす時間は、都会の中にあるオアシスのようで、ゆったりとした贅沢な時間となるでしょう。
リビング入り口の扉含め、各部屋の建具は全て黒で統一しています。壁と天井は白でシンプルにまとめ、その中で黒の扉が家全体の空間を引き締めています。リビング扉には大きな曇りガラスを入れたタイプを採用。部屋の中が見えずとも、先の明かりが優しく伝わるガラスでリビングの入り口を彩ります。
キッチンは新しく一新しました。対面には造作のキッチンカウンターを設け、スッキリと収納できるようになっています。
システムキッチンは白と黒で統一されたモダンなスタイルで、他のインテリアの邪魔をしない落ち着いたデザインです。
黒のグースネック水栓がブラックスワンの様にさりげなく存在を主張しています。キッチン壁面には白のタイルを貼りました。形の違う2種類のタイルを組み合わせ、グレーの目地で引かれたまっすぐな直線が都会的な印象を与えます。
キッチン奥にある開口部からパントリーに繋がります。冷蔵庫もパントリー内に設置する設計で、生活感を出さない工夫がされています。
リビング隣には書斎を設けました。大きな室内窓を設置することでリビングからの光を取り入れ、窮屈さを感じません。テレワークが多くなっている今、ワークスペースとしても活用できる部屋となります。黒の窓枠が白い部屋の中で程よいアクセントとして重厚感を与えています。
室内窓は固定された下部と、開閉できる上部に分かれています。外部との開口部が無い部屋に解放できる室内窓を設け、換気もできるようになりました。自然の光と風を取り入れることができる設計にすることで、新鮮な室内環境を保つことができます。
寝室は1面にアクセントクロスで淡いベージュを採用。優しく癒される印象のお部屋となっています。
もともとあった収納は大きな収納スペースへと拡張しました。扉は付けずにカーテンレールを敷いています。扉ではなくカーテンにするだけで、視覚的に空間を広く感じることができます。クローゼット内には可動棚と可動ハンガーバーを設置。広いスペースの中で、収納プランによって自由に位置を変更でき、使い勝手の良い設計です。
トイレ、洗面、浴室は床部分も含めて既存のものをそのまま使用しています。照明もほとんどをそのまま使っています。使える物はリユースする、部分リノベーション。自由設計だからこそ、リノベーションのやり方は様々です。生活とスタイルに合わせて上手に取捨選択し、自分らしい家づくりを実現したリノベーションです。