リノベーション詳細
- エリア
- 東京都
- タイプ
- マンションリノベーション
- 延床面積
- 42.01m²(施工面積:42.01m²)
- リノベ費用
- 780万円
- 間取り
- 施工前:1LDK+W → リノベ後:1LDK
- 築年数
- 53年
- 改修範囲
- フルリノベーション
- 完工日
- 2021年12月
間取り図ビフォーアフター
BEFOREリノベーション前
AFTERリノベーション後
シンプルな中に在る女性らしさ
一見シンプルに見えるデザインの中で、随所に見られる女性らしさ。使う色や柄を少し変えるだけで自分らしさを表現したリノベーションをご紹介します。
玄関フロアは淡いベージュの塩ビシートを敷いています。塩ビシートは耐久性もあり、防水効果もあるため玄関フロアとして適した床材です。シームレスな仕上がりは玄関を広く見せ、柔らかい色味が優しい印象です。
こちらはLDKです。壁向きだったキッチンを対面キッチンへ変更しました。
フローリングには天然無垢材のバーチ、クリア塗装仕上げを使用しています。バーチは無垢材の中でも強度が強く、学校や体育館、ダンススタジオなどでも使われている木材です。色が薄く白っぽいのも特徴で、ナチュラルテイストや北欧系のデザインと相性抜群です。他の木材と比較すると、経年に伴う色の変化が少なく当初の色味が持続します。最初に作った部屋の印象が長年経っても変わらずにいられるのはバーチの特徴と言えます。
壁と天井は白で統一し、フローリングのバーチとも完璧にマッチしています。ナチュラルで居心地がよく、木のぬくもりを感じる部屋となりました。
対面キッチンにカウンターを設置しました。ダイニングテーブルとしても使用できる十分な幅があり、空間の有効活用となります。コンセントも2口設け、ちょっとした作業デスクとして使ったり、小さな加湿器やライトなど、小物家電を置く場所としても活用できる便利なカウンターとなっています。
キッチン天板は壁と同じ白で統一。扉面はナチュラルな木目で統一し、部屋の印象と合うものをセレクトしました。
調理台横の壁には白のサブウェイタイルを貼っています。目地もタイルと同じ白で統一し、さりげない演出です。タイルの四辺が少し凹んだデザインのタイルなので、各々のタイルに陰影があり、目地がなくてもタイルの形を浮かび上がらせています。
コンロは掃除のしやすいIHコンロを採用しました。
シンクは薄いピンクを選択し、ナチュラルな部屋の中で、表からは見えない部分でさりげなく女性らしさを表現しています。陰影によって浮かび上がる柔らかいタイルの形、キッチン内を構成する各設備の曲線、白とピンクという淡い色、全てが相まって女性らしさが美しいキッチンです。
LDKの先にメインベッドルームがあります。角部屋なので2面採光で明るい部屋となっています。白で統一された壁と天井によって、より広く感じます。
ベッドルームの壁一面は大きなクローゼットを作りました。洋服を初め、何かと多くなりがちな沢山の物も大容量のクローゼットの中に全て収納できます。扉があり、全て隠して収納できるのも安心です。使わないものは全てクローゼットの中に入れて、居住空間はスッキリと。快適に暮らす秘訣です。
お手洗いも優しい雰囲気で溢れています。フロアはベージュで、一面の壁にアクセントクロスでピンクを採用しています。トイレ設備もピンク色をセレクトし、キッチンシンクと同様に女性らしい印象です。トイレだからこそキレイで安らぐ空間に仕上げました。
こちらは洗面室です。洗面台は造作しました。木目の板の真ん中に白のスクエアの洗面ボウルがあり、上部には長方形の鏡面収納を設置。シンメトリーな構造が美しい洗面台となっています。
洗面台上部の壁にはガラスモザイクタイルを採用しました。落ち着きのある色味で、それぞれの絶妙に異なる色味が調和して高級感があります。
洗面室のフロアにはフロアタイルを使っています。ヨーロッパの伝統的な柄であるマジョリカタイル風の柄がレトロでカワイイデザインです。あえて色むらを付けたタイルで、よりリアルなレトロ感を演出しています。フロアを大胆な柄にすることで、空間全体の雰囲気が一気に心躍る愛らしい印象となりました。
シンプルな造りの中で1か所淡い暖色を入れることにより、空間全体を女性らしく優しい空間に仕上げました。場所を選んで柄やタイルを採用し、レトロな落ち着きも演出しています。日々生活し、長く居住することを考え、より快適に過ごせる空間造りを実現しました。