リノベーション詳細
- エリア
- 千葉県
- タイプ
- マンションリノベーション
- 延床面積
- 80.52m²(施工面積:80.52m²)
- リノベ費用
- 1200万円
- 間取り
- 施工前:3LDK → リノベ後:2LDK+W
- 築年数
- 23年
- 改修範囲
- フルリノベーション
- 完工日
- 2020年3月
間取り図ビフォーアフター
BEFOREリノベーション前
AFTERリノベーション後
「住む」ことを追求したシンプルで良質なリノベーション
家具のテイストを選ばない誰にでも好まれるシンプルデザイン。各部屋を仕切る扉を最小限にし、家族がどこにいても一つの家に共存していることを感じることのできるオープンな設計。リノベーションでしか作ることのできない拘りを詰め込み、ストレスのない暮らしを実現しました。
こちらは和室の壁を取り払い、大きな空間となったLDKです。アイランドキッチンが主張しすぎることなく存在感を出しています。キッチンにいる奥様とリビングにいるご家族が隔たりなく同じ時間を過ごすことのできる場所になりました。
フローリングには天然無垢材のオークを採用。木目がハッキリと出るオークは重厚感があり、クリア仕上げにすることで木の持つ自然の色味を生かしました。
壁、天井、スポット照明は全て白に統一。飽きの来ないナチュラルな落ち着く空間です。
キッチンは完全独立型のアイランドキッチンです。天板、シンク、壁面、収納扉など全て白で統一。LDKの中に堂々と存在するアイランドキッチンですが全て白にすることで決して邪魔しない、空間に馴染むキッチンとなっています。
水栓は美しいフォルムの複合水栓で浄水器一体型のものを採用。洗い物をしていても邪魔にならない高さを保ち、かつ見た目にも美しいデザインです。
キッチン背面にはオリジナルキッチン収納棚を設計しました。隠したいものは隠せるように、フローリング材と馴染む木材を使用して扉を作り、キッチン家電が整頓して配置できるように、高さとコンセントが設計されています。
LDKの空間と自然に一体となる素材を使い、物が多くなりがちなキッチンをスッキリと収納させる、高機能なデザインです。
リビングから繋がる場所に洗面スペースがあります。
大きな一面の鏡と人工大理石の洗面台、洗面ボウルは埋め込みタイプの白を採用し、それぞれに凹凸の無い設計となっています。壁面には白いタイルを施し、水滴や汚れも掃除しやすく、つやと明るさにより高級感が出ます。
無駄なものを省き、必要な広さを確保し、清潔感のあるホテルライクな洗面スペースとなりました。
全体的に白で統一した空間の中にタオル掛けは黒のアイアンを採用することにより、空間全体を引き締める役割を果たしています。大きめのタオルやドライヤーなどを掛けても余裕のある横幅を確保しました。
黒のアイアンを用いることにより、観葉植物などグリーン類が映える空間になっています。
リビングから繋がる場所には約2.5畳の大きなウォークインクローゼットを作りました。入り口には扉を付けず、カーテンレールが設置されています。扉ではなくカーテンで仕切ることにより、その先にある奥行きを空間認識するため、LDKをより広く感じます。洋服だけではなく、季節ものやスーツケースなど、大きくてかさばるものも収納できる便利なスペースです。
浴室も白を基調に統一しました。鏡を排除し、かなりスッキリとした浴室です。実際に浴室で鏡を使うかと問われると…水垢が目立ちやすい鏡を排除するというのも新しい選択肢として参考になりますね。
浴室の横にあるのは洗濯ものを干すランドリースペースです。
天井に換気扇を設置しています。雨の日、梅雨時期でも毎日洗濯物は発生します。リノベーションならではの実用的で贅沢な空間の使い方です。海用品やキャンプ用品など、外で使用する季節ものを収納しておくスペースとしても活用できます。
自然な木目と白。年代と共に変化する生活様式や趣味嗜好に合わせ、どんなテイストの家具雑貨でも合う普遍的なシンプルデザイン。日々の生活を考えて作られた実用的な間取りと設計。長く住むことを前提に、良質でシンプルなものを長く使うという、住居として本来あるべき拘りを随所に取り入れたリノベーションが完成しました。